2015年05月18日

ニール・ブロムカンプ

どうも

5月23日にニール・ブロムカンプ監督のチャッピーが公開される。
テーマは子供への教育らしいが、それは見てから書こうと思う。
とりあえずシガニー・ウィーバーとヒュー・ジャックマンが出るらしいので期待。というかチャッピー役はシャールト・コプリーか。第9地区じゃ主役だったし、エリジウムでは敵役だったな。ニールと共同のスタジオだか制作会社らしいが、出すぎだろと思わんでもない。

このニール監督、現在はカナダ在住らしいが出身は南アフリカ共和国の首都ヨハネスブルクで、アパルトヘイト後の混沌とした時代に青春を経験したとか。色々と思うところが多いらしく、第9地区では差別や隔離といった問題をテーマにしていた。エリジウムも格差をテーマにしていて、今回は教育ときている。

こう書くとバリバリの社会派だが、本人は日本のアニメーション大好きのオタクらしい。第9地区でビカスが強化外骨格というかアームスーツを使ったのは、士郎正宗の影響だと公言しているし、チャッピーに耳がついているのはアップルシードのブリアレオスが元ネタになっているとか。
アームスーツから発射されるミサイルの機動はマクロスのオマージュとか。どおりでオカシイ飛び方してたと思った。なんだか妙にメカやガジェットのデザインセンスがアニメ的だったのはそれが原因らしい。チャッピーでも有人2足歩行兵器が登場する。ヒューが搭乗。

中々日本びいきみたいでエリジウムでは改造したR35GTR出てきたし、今回も出るような雰囲気。

そんな監督の次回作はなんとエイリアンだとか。今回の撮影でシガニーと意気投合したそうで、彼女はニールの作るエイリアンこそが正統後継だと言っているみたいだ。リプリーを終わらせるのはニールだとか。時系列では2の続編に当たるらしい。
デヴィッド・フィンチャーにメールの一本も書いた方がいいんじゃないかと思ったが、まぁ、本人も話題にされたくないみたいだから大丈夫か。
ジェームズ・キャメロンが制作予定のプロメテウス2とは完全に関係ないものとなるようだ。

期待値は高いが、変に日本アニメ描写とか演出が入らなければいいが、杞憂であって欲しい。

そんなとこで、では
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2015年05月16日

ラン・オールナイト

どうも、最近「龍三と七人の子分」とか「ワイルドスピード」とか観賞したのだが、記事を書く気になれず4月放置になってしまった。

そんなところで、今回はリーアム・ニーソン主演「ラン・オールナイト」の感想でも書こうかと思う。
公式HP http://wwws.warnerbros.co.jp/runallnight/index.html

主演のリーアム・ニーソンは最近悪党殺してばっかいる気がする、主に96時間の事だけど。ただし今回のリーアムはCIAでも航空保安官でもジェダイでもなく元殺し屋のオッサン。しかも殺し屋といっても町のギャングで「俺は特殊なスキルを身につけている」とかは言わない。だが冒頭5分でわかる、くたびれたダメ人間ぷりはスゴイ役者だと関心する。ブライアン・ミルズと同一人物は思えない。

敵役はエド・ハリス。渋い

今作で気になった役者はジョエル・キナマン。彼を知ったのはジョゼ・パジーリャ監督作品のロボコップでマーフィー役を熱演していた。今回はダメオヤジ役のリーアム、組織のボス役エド・ハリスの間で若さを発揮できていたと思う。今後の活躍に期待したい。

物語は簡潔にまとめると、親友である組織のボス(エド)の息子をリーアムが殺していまい追われる。という単純明快なものである。ただ、脚本が割かれているのは親子愛。
義理と人情、秤にかけりゃ義理のが重い男の世界。で生きてきた主人公が息子のため奮闘する。壮絶に。
ストーリーが単純なので素直に楽しめる作品となっていて、終盤のリーアムとエドのシーンは、もうオッサンだけの映画でいいじゃないかと思うくらいである。見て楽しめるエンターテイメントに仕上がっている。

私はこーゆーの大好きです。

アツいシーンはリーアムのリボルバーさばき。若い頃使っていたいぶし銀のリボルバー、ネットによればスタームルガーのGP100とのこと。使いふるした感が出ている傷の付いたステンレスモデル。
こいつを手馴れた感じで扱うリーアムが渋くてカッコイイ、数多の修羅場をくぐって来たに違いないと確信させる演技。特にリロードのシーンは興奮してしまった、近年稀に見るガンアクションだ。

頭カラッポで見れる良い映画なので、ぜひ劇場で。

今回はこんなところで、では
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2015年03月31日

虐殺器官

どうも、先日伊藤計劃氏の虐殺器官を読んだので簡単な感想でも。

読むきっかけになったのは、サイコパス劇場版を見たときの予告である。伊藤計劃作品3作を劇場アニメで製作するとのことだ。その中で虐殺器官の制作会社がマングローブで監督が村瀬修功さんという組み合わせが非常に気になった。マングローブはサムライチャンプルーで知っていたし、村瀬さんはウィッチハンターロビンの作風が気に入っていた。

公式HP http://project-itoh.com/

虐殺器官の名前とデストピア物である事以外は知らなかったが、興味が湧いたので読書の練習がてら買ってみることにした。
結論から書けば、近未来SFとして読み応えのあるおもしろい作品だった。
とりあえずプライベートに問題のあるヤツは現場に送るな。

物語は米軍特殊部隊の班長視点で進み、世界を混沌に落とし込んでいる謎の人物を追ううちに自分自身とも向き合わなければならなくなる。書いてて何言ってるわからいな。
端的に書くと軍の任務をこなしていくうちに、なんか気が変わってしまう話。

世界観は今の世界をもっとひどくした感じ。2007年に出版された作品だが、スタートラインは2001年の米同時多発テロから始まる。その後サラエボで核テロが起き、印パで核戦争が勃発した。先進国は監視社会に進み、第3世界は内戦とホロコーストに明け暮れた。

核テロがあったくらいで正規軍が核を使用するとは到底思えないが、そのツッコミは置いといて。実に現代社会の問題点を如実に描き出している。対テロの名のもとに国家による個人的人権の侵害、存在するかもわからない危機やありもしない脅威を煽り、国民の総意であるかのように管理監視社会へ導く。
ただ監視を強化したからといってテロが起きないわけではない、と作中でも語られている。酸素系と塩素系の洗剤を買って、ラッシュでひしめき合う新宿駅地下通路にでもまけばオウムの地下鉄サリンより被害が大きいだろう。
日本の特定秘密保護法も監視社会への一歩であるが、今すぐデストピアになるわけでもなく、北朝鮮や中国の方がはるかに監視社会である。それでも北は知らんがが中国は慢性的にテロの脅威にさらされている。

作中にテーマの一つとして出てくる心身の安全と自由を天秤にかける、バランスを取るともあったが、自由を犠牲にしてテロがなくなるわけでは無い事は現実世界が証明している。ただ、単純な犯罪の抑止にはなるかもしれない。実際ロンドンでは市民の要望によって数百万台の監視カメラが設置され、治安が改善されたといわれている。
私としては報道やネットを監視して、犯罪の情報を一切規制することで発生件数は減るんじゃないかと思う。そして毎日今日も日本は平和ですとかアナウンサーに言わせておけばいい。逮捕された連中はどっかで反省しているとか。
まぁただの愚民化政策だけど。
警察国家は全部が全部悪い面ではなく良い面も当然ある。限度をどう設定するかが問題で、当然結論は出ていない。人が集団として組織として運営される、する以上何かしらの規則や規制を設けることは必要である。

この話題続けると自分だけでも終わらない気がするのでやめとく。

ガジェット、装備についての話だが良く練られていると思う。が、どこかで見た事聞いた事あるような物ばかりだ。軍事分野でのエポックメイキングな兵器を期待するとガッカリするので気をつけるべし。著者はメタルギア4ガンズオブパトリオットのノベライズを担当していたこともあり、なんとなくメタルギアの世界観も入っている。美大出身だから工学的機能美的なギミックやロマンはない。

さんざん書いてから話題にするのはアレだが、この作品の重要なところは主人公僕”ことシェパード大尉の葛藤というか内面への掘り下げであるから、世界情勢も近未来装備もさして重要な事ではない。人がどう考えどう行動に移すのか、その思考は本当に自分で選んだことなのか。自分とはなんなのか、他人との関わり合いの中でどうなのか。読む人に色々考えさせる内容となっている。
読者個人に考えさせるためか、話の流れに乗せるためかはわからないが主人公はクセがなく個人的には嫌いなタイプである。
私はいずれにせよクセがあって訝しい主人公が好きだ。ちょっと何を考えてるかわからないとか、偏屈すぎんだろみたいなタイプ。

最後にキーファクターを一つ、呪いの言葉。
言霊とでもいうのか作中明記はされないが心くすぐられる要素が登場する。解説でこの説明が欲しかったとあるように気にはなったが本筋を邪魔する訳ではないので読み終わっても、そこまで不満はなかった。

やっぱ酔って書くべきではなかったと後悔している。
次はハーモニーを読もうと思う。感想も書きたい、シラフで。

今回はこんなところで、では
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2015年03月29日

引っ越し

どうも、引っ越し作業なんやらでバタバタしている。

新天地への異動となるが、入居する寮も移動先である職場も出張で何度もお世話になったおかげで不安感も高揚感もない。
ちょっと物悲しい。転勤特有の期待感を味わえないのは残念な気もする。
しくじったのはNTTに連絡が遅れてネット開通が4月4日になってしまった事だ。現在は実家のPCからアクセスしている。

最近Twitterを始めた。
元々SNSはあまり好きではなく、興味もなかったが先日青キップを神奈川県警からいただいたので「これはグローバルに発信しないと」と、よく分からない衝動に突き動かされたからだ。
以前山手トンネルで7をオーバーヒートさせた時も始めようかと思ったが、ショックと出費が激しかったので先送りとなった。

Twitterは様々な人と緩く繋がることでコミュニケーションを手軽に幅広く取れることが特徴と聞いていた。そこで、始めたからには情報収集に役立てようと色々フォローしてみたが、タイムラインの流れが速く拾うのが大変だと分かった。

これはツイ廃なる言葉が出てくる理由も頷ける。
私はこのブログとニコ生、Twitterを連接して趣味の幅と深さを広げていきたいと思っている。
その為には各コンテンツのメンテをしていかなければならないのだが、どれも中途半端に終わる気がしてならない。
やはりトピックに意味を持たせるには能動的に情報収集をしていかなければ出来ないと、改めて認識した。
とりあえず、積んである本と映画の円盤を消化することから始めるという、なにもしていない時と変わらない状況であることも認識できた。

自分から行動しなければなにも始まらないのは世の常なんだろうか。こんなことを考えると、ラノベの巻き込まれ型主人公は機会に恵まれていると思う。
私が巻き込まれるとすれば、職場のフォークリフトくらいなものだが。

今回はこんなところで、では
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2015年03月16日

やっちまった

どうも

先日、湾岸線上りの本牧あたりで神奈川県警高速道路交通警察隊に速度超過で捕まりました。
超過速度は29km/hで、3点の18,000円罰金ですわ。
覆面はアイスチタニウムマイカメタリック(暗いシルバー)の現行マークX。

最近配備されてたのを知っていたのだが、すっかり忘れていた。
高速だのを走る時はかなり気にしているつもりだが、捕まる時は捕まるもんだ。

貧乏人捕まえる前にBMWのMスポーツとかベンツのAMGとかアウディのSとか捕まえろよ、とヒガミ根性丸出しの感情を抱いたが、まぁ捕まったのは自分なので不の感情を持たず、日本の交通事情を鑑み、常に譲り合いと助け合いの精神を第一に、安全運転に邁進し、車両を使用する際にはあらゆる状況を想定し、万全の準備といかなる環境にも対応しうる精神を養う事を誓おうかと思った。


その夜は学生時代の友人と飲み会だったのだが、遅刻したので会話のイニシアチブを握ろうと青キップを見せたら、
「なんだよ赤じゃねーのかよ!」
と言われてしまった。

6人中3人赤キップ経験ありとか「大丈夫か、この集まり?」と思ったが、私の友人なので仕方ないと納得した。
1人は裁判所で写真とってたら反省の色なしで10万上納したとか、ホントいい根性してる。

今回はこんなとこで、では
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2015年02月25日

弾倉その1

どうも、昇進する時って管理職たちの前でプレゼンしなきゃいけないのかと思うと面倒ですね。
これからしばらくないからいいけど。

なんか書くことないので今回は銃の弾倉の話でも記事にします。

弾倉、カタカナだとマガジンってやつ。
これには大きく分けると、固定式と脱着式の二つがある。
固定式はボルトアクション式やリボルバー式に使用されている。これは開発された時代の技術力によるところが大きい。現在製造されている物は、シンプルな構造からくる機械的信頼性と高い命中精度が要求される銃に多い。ただ、古い銃も改造によって脱着式に変更できたりもする。リボルバー式には脱着式の物もあるようだが、希少である。
脱着式は名前のとおり、弾倉が銃本体と別物になっている。現在製造されている銃はほとんどがこの方式である。

給弾に関してはどちらも手で一発ずつこめることになるのだが、脱着式軍用銃の弾倉は工場で装弾されてくる。たまに給弾不良が起きることがあるらしいが。
違いが出てくるのは戦闘時におけるリロードである。固定式は一発ずつになるが、脱着式は空弾倉を抜き、新しい弾倉をマガジンハウジングに叩き込めば終了である。
固定式にも手間のかかる給弾を、簡単に素早く行うためにクリップなるものがある。クリップにも様々な形状があり、薬莢のリムをかませて10発まとめ固定式弾倉へ押し込むものや、クリップごと挿入するものもある。

今回はこんなところで、では
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2015年02月24日

近況(2/24)

どうも、給料日前で金欠です。

先日、転勤の内示があり、4月より栃木移動になった。
どーしたものか、やっと北関東の田舎から南関東の栄えてる地域に来たってのに。
群馬や栃木の人口より、横浜市民の方が多いという事実。

北関東は現在色々終わってる地域なので、本音を言えば業務は不満ないが住むのは嫌だ。
あと、引越しが面倒くさい。手続き諸々も含めて。

最近映画の感想しか書いてないが、他に書くことが見つからない。
アニメ関連でも記事にしようかと思ったが、本数見てないし流し見なので特に感想がない。
サバゲ方面も去年の記事からたいして装備変わってないし、まとめるほどでもない。
車はセカンダリータービン不調で、修理優先でいじれてない。
軍事は、これはもう、記事にするほど調べてない。

ないない尽くしで、しばらく映画感想に偏ると思う。

今回はそんなとこで、では
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2015年02月22日

PSYCHO-PASS 劇場版(ネタバレ有)

どうも、先日友人とサイコパスの映画を見てきたので感想でも書きたいと思う。

サイコパスは、近未来SF作品として攻殻機動隊との差別化を図りながらも、パトレイバーのような警察モノの群像劇をコンセプトで作られたTVアニメシリーズで、2期、3クールに渡って放送され、このたび劇場版となった。
劇場版公開に関連したイベントで、新宿駅にてサイマティックスキャンを受け犯罪係数が計測できるなんてものあった。オーバー300とか出たら公安来ちゃうよ、鉄道警察あたりに引っ張られちゃうのかな。

劇場版はTVシリーズから4年後という設定で、TVシリーズ未視聴だと厳しい内容になっている。私も当日2期を消化してから見に行った。ホント見てから行って良かった。
ただ、前提となる設定を把握しておけば、そこそこ楽しめるかもしれない。内容がだいぶアクション寄りになっていて、TVシリーズの刑事モノ要素や過去キャラはあまり絡んでこない。

今エピソードの売りは、2期で放置された絞噛さんと朱ちゃんの関係である。そのため、二人の絡みは見所だがシビュラとか公安局刑事課の面々は添え物みたいな感じである。

ストーリーは、2期から4年後の2116年、日本に密入国した武装テロリスに公安局が対応するところから始まる。
テロリストは火薬利用式武器(H&K UMPやマカロフ)で武装し、最新式のナビゲーション付複合端末?(シューティンググラスタイプで各種データ閲覧可能なHMD)まで持っていた。
常守監視官率いる公安局刑事課は、どこで学んだのか統率された部隊行動を開始。銃器で武装したテロリストを制圧してしまう。(銃撃戦に慣れてるとか、そんな描写TVシリーズにあったかな)
生き残りの脳内から強制的に映像記憶を引き出した公安は、テロリストがSEAUn(シーアン/東南アジア連合)の反体制組織構成員であることを知る。そして、そのデータの中に絞噛の姿を見つけた。
シーアンは日本から試験的にシビュラシステム(限定的)を導入している国で、国交があった。常守は単独での絞噛捜査を局長に進言し、許可を得る。
シーアンでシビュラに庇護された都市、シャンバラフロートに降立つ常守であったが、環境の違いに感情を曇らせる。シーアンは群雄割拠の内戦状態で、近年シビュラ導入の見返りとして日本政府のバックアップを受けたハン議長が台頭。ハン議長は日本製ドローン兵器を駆使し反乱分子を駆逐、完全なる支配を目指していた。
日本以外に“平和”は存在していなかった。
現地の治安当局である、連合憲兵隊に同行する形で絞噛捜査を開始した常守は、治安維持という名の一方的な戦闘を目の当たりにする。ドローン(日本製)からの映像に絞噛を見つけた常守は装甲車から飛び出し、部隊から離れてしまう。
理由はよくわからんが絞噛と行動を共にする事にした常守は、シーアンの現実を見る。絞噛の言葉にシーアン政府・憲兵隊への疑念をいだいた常守はシャンバラフロートへ戻り捜査を開始するが、先手を打たれ拘束されてしまう。
憲兵隊はサイマティックスキャンを改造し、自国の敵味方識別装置を介入させ味方の色相を欺瞞していたのである。
憲兵隊に雇われた傭兵によって捕縛された絞噛と共に、処刑されようという時、シャンバラフロートのシビュラシステムは日本公安局の制御下に入った事を通告する。
潜在犯の集まりであった憲兵隊は、ドローン(日本製)によって制圧されてしまう。
シビュラは海外進出のモデルケースとしてシーアンを選び、基礎が出来上がるまで憲兵隊を利用していたのである。
シビュラは告げる。シビュラシステムによって管理される世界こそ平和であり、人類の未来なのだと。


どう見てもカンボジアです。アンコールワット出てくるし。
世界観の説明が明確にされていないので推測になるが、作品の中では世界大戦が起こり鎖国した日本を除き世界中で内戦状態らしい。つまり秩序立ち平和を謳歌しているのは日本だけで、世界各地ではアフリカみたいに殺し合いばっかしている。
なんとか戦乱期の混乱から脱した日本は、圧倒的技術力で一大軍事国家になっていたらしい。高性能の戦闘用ドローンや4脚変形可能な戦車作ったり、ジェットタイプのUCAVとか持ってたり。

なんか近未来SF作品の日本って、強力な軍事力ありすぎじゃね。私の考えだと世界大戦起きたら、日本は核攻撃されて焦土で終わりってイメージなんだが。

まぁ、作品としては思っていたよりもおもしろかった。
音響もすばらしく、冒頭絞噛さんがロシア製対物ライフルOSV-96をぶっ放すシーンの射撃音は素晴らしく、映画を見に来たぜ、という感傷に浸らせていただいた。以前見たアップルシードαの音響がクソだったもので。

作中日本製と思われる戦車が登場するのだが、なんと4脚になる。流石日本企業、変態である。
4脚時のふくらはぎに当たる部分が履帯になっており、都合4つの履帯を持つことになる。移動時は履帯による高速走行を行い、戦闘時及び障害超越時に多脚歩行化する事で、場所を選ばない兵器となっている。
きっと故障時は完全アッシー交換で、前線でもクレーン付トラック1台でユニット交換が出来、即座に戦線へ復帰できる仕様になってるに違いない。米軍並の兵站が必要だが。

気になったのは、2脚ドローンのデザインが平凡。というか最近の作品の2脚無人兵器はメタルギアの月光に影響受けてるのか、アップルシードαでもそっくりなのが出てきた。確かに理に適っている形状ではあるし、あまり重武装高性能化してもしょせん無人機なわけだから生産効率や整備性を下げて高価格にする必要はまったくないのであるが。
ただ武装の種類や配置が効率的に人を殺す仕様になってないなーと感じる。人間が搭乗しない。とうい最大の利点を活かし正面投影面積の削減、フレキシブルな歩行インターフェース、機械制御による機動力、電子制御による圧倒的な識別・対処能力等、考慮してデザインすれば夢は広がるばかりだ。

あと特筆するべき点とすれば、テクニカルである。政府軍は日本製最新装備で固めているのに対し、反政府組織は今と大して変わらん民兵装備で頑張っている。先にも書いたが作品世界では2116年である。22世紀でもピックアップトラックに重機関銃を載せて元気に走り回っている。
たぶん世界に戦争があり続けるかぎりAKとM2ブロウニングとDash-kは現役なのだろう

ガジェットの話はこんなとこで、ストーリーは朱ちゃんが忘れられない相手である絞噛さんに会いに行くという単純な内容に、シビュラってやっぱクソだな。って感じ。
TVシリーズから見ていると、かなりアクション寄りの構成になっていて警察モノの捜査や推理といった内容はオマケである。その辺期待してしまうと肩透かしを受けるので注意が必要かな。
それと悪役が魅力的ではない。何度も書いたように朱ちゃんが絞噛さんとランデブーする話なので、悪役が完全な小悪党でモブ的、槙島さんみたいな超越者のような感じもないし、鹿矛囲君のような情熱もない。この手の作品は悪役が主人公食いに行くくらいの毒といか個性があると話に引き込まれていくのだが、その点非常に残念だった。
早くシビュラの電源落としに来るヤツ出ないのか。私は待ってます常守さん。

最後にスタッフですが監督は本広克行氏、踊る大捜査線シリーズを手がけた警察モノには一格言もつ男。映画は散々な感じだがTVシリーズは好きです。
脚本は虚淵玄氏と深見真氏。虚淵さんは言わずと知れたニトロプラスのシナリオライター、重く暗い話に定評がる。深見さんはラノベ作家でアフリカンゲームカートリッチズやヤングガンカルナバル、ヴァンガート、疾走する思春期のパラベラム等、ボーイミーツガールというかボーイミーツボーイといかガールミーツガールガンアクションが得意な方である。要は残酷描写と同性愛描写が売りで、登場人物が大体バイセクシャル。六合塚さんと唐之杜さんと霜月がレズなのはたぶん深見さんのせい。
音楽は菅野祐悟氏。ガリレオやSP、踊るファイナルシリーズなどのドラマ音楽、麒麟の翼やアマルフィ等の映画音楽を手がける。容疑者Xの献身は泣かせてもらいました。
音響監督は今アニメSHIROBAKOで良識のある大人役モデルとしてブイブイいわせている岩浪美和氏。数多のアニメ作品で音響監督を務める。

全体として良く仕上がっている作品なので、BDは購入予定。TVシリーズを見た人は十分楽しめると思うし、見てない人もさらっと設定読んでからなら楽しめるのではないかと。

今回はこんなところで、では

2015年02月19日

エリート・スクワット(ネタばれ有)

どうも

今回も溜まっていた映画の感想というところで、ブラジル映画の「エリート・スクワット」について書きたいと思う。
監督はジョゼ・パジーリャという人で日本では無名だが、このエリート・スクワットでベルリン国際映画祭金熊賞を取っている、現地では有名な監督らしい。日本人だと宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」も受賞しているらしい。
私が知るきっかけになったのはリブートの「ロボコップ」である。奇才ポール・バーホーベン監督の名作ロボコップのリメイク作品という事で非常に興味を引いた。リブートロボコップは別の機会に感想を書きたいと思う。

この作品であるが、端的に書けば「ドンパチアクションの皮を被った社会風刺映画」となるか。

ストーリー
主人公はカルロス・ナシメント大尉という軍警察特殊部隊「BOPE」に所属している隊員(指揮官)である。物語は彼の語りから始まりキーパーソンである二人の青年、マチアスとネトが軍警察に入隊した時から動き出す。
ネトは正義の名の元、公然と人を殺せるために、マチアスは法学部の学生で学費稼ぎのために入隊した。マチアスの夢は弁護士である。
彼らは親友でルームシェアをしていが、二人の性格は間逆であった。

彼らは夢と希望を持ち、軍警察へ士官として着隊したが、そこは腐敗はびこる不良警官の巣窟であった。環境に戸惑いながらも仕事をこなしていくうち、二人は腐っていった。そこで事件は起きた。
二人が司令官の賄賂を横取りした事から、彼らの上官であるファビオ大尉がはめられ殺そうになってしまった。当然ファビオも賄賂に手を染めている。その異変に気づいた彼らは武器を手に、ファビオを助け出すためファベーラ(スラム街)へと向かった。

ファベーラでは司令官子飼いの部下、ファビオ、ギャングが会話をしていた。ギャングの動作に危険を感じたネトはギャングの一人を撃ってしまう。現場は軍警察とギャングの壮絶な銃撃戦となる。窮地に陥った警官は「BOPE」の応援を要請。
そしてナシメント大尉率いる軍警察特殊部隊BOPEの小隊が現場へと展開する。行動を開始したBOPE隊員は瞬く間にギャングを一掃してしまう。その姿に感動したマチアスとネトはBOPEを目指すことを決意する。

BOPEはファベーラの麻薬ディーラーや汚職警官の排除を目的として創設された部隊で、入隊試験はイスラエル軍より厳しいことがナシメントより語られる。二人と共に司令官から逃げるためファビオも受験していた。脱落するが。

ナシメントは後任の指揮官を探していた。彼は妻と幼い子がおり、BOPEの激務と家庭との間で疲れきっていた。彼は試験を突破したマチアス、ネトをしごきどちらかを後任にと考えていた。
マチアスは自分が警官である事を学生仲間には隠していたが、偶然バレってしまい軋轢が生まれていた。富裕層出身の学生たちは警官が皆汚職に手を染めており、信頼に値しないと考えていた。だが学生たちもまた、麻薬に溺れていた。
身分が暴露したマチアスは、学内の麻薬取引を潰してしまう。

学生仲間は麻薬ディーラーにマチアスの事をチクってしまう。ギャングは見せしめとしてマチアスを殺す計画立てるが、現場に現れたのネトであった。ネトは凶弾に倒れる。ギャングは彼の腕に刻まれた「頭蓋のナイフ」を見てしまう。ギャングは知っていた。BOPEは仲間が襲われれば必ず報復にやってくると。
BOPEは復讐のため、ファベーラへと向かう。そこでナシメントはマチアスにBOPE指揮官の姿を見る・・・


映画の見所は、もちろん銃撃戦も見ごたえがあるのだが、リオの街と登場人物の葛藤である。
麻薬が氾濫し、警察はギャングと癒着し犯罪を看過する街。その中でも生きていかなければならない住人たち。善意や正義なんて言葉は犬にでも食わせとけ、を地でいっている。
富裕層の学生、貧困でギャングに頼らねば生活できないスラムの住民、先に述べたとおりこの映画は風刺作品だ。日本って平和だなーと感じる。勝手なイメージだと西成とか福岡はこんな感じなのかな。

この作品、ブラジルで大ヒットしたらしい。あながちフィクションと切り捨てられない現実が、ブラジルにはあるのかもしれない。私の会社でブラジル出張に行った人から聞いた話では、夜には銃声が響き路地裏には死体が転がっていたそうだ。あと日本人はうろついてたり、一人で車に乗ってると誘拐されるそうだ。
おそろしー

ブラジルは凄まじい貧富格差があり、人口600万を数えるリオデジャネイロでは大都市の隣にスラム街ファベーラが存在している。そこはギャングが牛耳り警察力は期待できない地域である。というか警察と麻薬ディーラーが癒着しているので住民は常に搾取される立場でしかない。
作中登場する警官は基本的に賄賂を受け取る汚職警官である。ブラジルにはまともな警官はいないんじゃないかと思えるほどの演出である。そこで賄賂を取らないBOPEが登場するのだが、とても正義の味方などではなく殺し屋集団だ。ギャングを捕まえればボコボコに殴りビニール袋を頭にかぶせ拷問を行い、情報を引き出したら撃ち殺す。俗にいう「死の部隊」ってやつ。実際に人権団体より訴えられている。
だいたい報復として大々的にギャング狩りを行う組織って、まんまギャングじゃねーか。ナシメント大尉、「これは見せしめだ!」とか言ってるし。

ローマ法王来たり、サッカーワールドカップやったり、オリンピックつでに治安は少しずつ良くなっているようではある。たぶんBOPEがファベーラで麻薬ディーラー殺しまくったから。

BOPEの正式名称はリオデジャネイロ州軍警察特殊警察作戦大隊というらしい。任務は色々あるが、まぁスラム街の掃除がメインである。装備は各種軍用銃にヘリ、装甲車、ホールローダーなどもある。

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とても治安機関の部隊章には見えない


この作品、実は原作が存在するらしく著者は現職のBOPE隊員だとか。書いちゃっていいのか?と思ったが、やっぱりいいわけがなく左遷・降格させられたり、退職したりしたみたい。

本作は続き物で2作目は「エリート・スクワッド ブラジル特殊部隊BOPE」という。
2じゃダメだったのか、どっちが1作目か最初わからなかったよ。なんと3部作の予定らしいが、3作目はまだ出来ていない。つーかロボコップ作ってた。
2作目の感想はそのうち書こうと思う。

今回はこんな事で、では
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2015年02月18日

フューリー

どうも、しばらく前に観た映画「フューリー」の感想でも書こうかと思う。

ここ数年まともなドンパチ戦争映画がなかったもので、宣伝が始まったあたりからかなり期待していた。
なんといっても売りは本物の戦車である。
主人公達が操るM4A3E8、イギリスの博物館から引っ張り出してきて走れる状態までレストアしたティーガー。
作中での活躍は申し分ない。

物語であるが、1945年4月とナチス崩壊直前の話になる。
主人公が所属するのはアメリカ陸軍第12軍集団第1軍第7軍団第2機甲師団第66戦車連隊(たぶん)の戦車小隊である。

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第2機甲師団 HELL ON WHEELSの部隊章

部隊史としては44年に第1機甲師団と共に創設され、北アフリカ上陸から終戦まで戦い抜いた。途中シシリー島ではヘルマンゲーリング機甲師団と戦闘を繰り広げたようだ。

小隊はある場所の岐路を防衛する任を帯びる。途中、ハグレティーガーと遭遇戦、そして武装SS大隊に対し岐路防衛戦を展開する。
ストーリーはそんな感じ。

作中やはり輝いているのはイーズィー8である。wikiで確認したらA2モデルのE8らしい。

M4A3E8.JPG


以下余談
A2とA3の違いはエンジンらしい、A2はゼネラルモータース社のGM6040直列6気筒ジーゼルエンジンを並列配置した並列12気筒(排気量13929cc)で、ほとんどは海兵隊やレンドリースで外国に渡ったようで、陸軍には配備されていないようだ。陸軍は当時使用燃料をガソリンで統一したかったそうだ。
A2のE8はほとんどソ連に供与されたとの事。
A3はフォード社のGAA V型8気筒ガソリンエンジン(排気量18025cc)を使用している。
E8(イーズィーエイト)とは改修型とかそんな意味。

現代の軍用車両はほとんどが軽油を燃料とするジーゼルエンジンであるが、メリットとしては低回転域でのトルク性能(粘り強い・ストール性能が高い)、点火プラグの不要(プラグコード・ディストリビュータ等不要のため整備性が高い)、燃料の引火性が低い(軽油は第2石油類で引火点が高いため被弾時炎上しにくい)等、いろいろと軍用向きのエンジンなのである。
たぶん米陸軍がガソリンにこだわったのはガソリンがいっぱい余ってたとか、2種類の燃料用意するのが面倒とかが理由だと思う。
余談終わり

本物を使っているだけあってエンジン音や履帯のきしみ音が良く表現されていた。作った音だったらガッカリだが。
個人的にはティーガーの排気音をもっと入れて、猛獣が唸りを挙げる演出があっても良かったと思う。シャーマンでティーガーに挑むという事は自殺行為みたいなもんなわけだし、その方が恐怖感があったかな。
M4の76mmはあっさり弾かれるのに、ティーガーの88mmは一発で擱坐。良い演出だった。

後半、主人公は武装SS大隊との戦闘になるのだが、接敵するSS、装備がえらい充実していた。まるで装備充足率100%みたいな。
Kar98、MP38、stg44、MG42、パンツァーファーストと、そのままプロテクトギア付けた特機隊前衛隊員も出てきそうだった。おまけに前線近いのに整列行進しながら歌まで歌っとった。どんなけ士気高いんだ。

そんなこんなで血で血を洗う戦闘を繰り広げるわけだが、中でもひときは輝いていたのはM2ブロウニング重機関銃。

9FR8n3g.jpg

写真はハンヴィー装備の物だが、当時となにも変わっていない。


以下余談
天才ジョン・M・ブロウニングによって生み出され、1933年に採用されるも現在に至るまで製造されつつけ、たぶん後50年くらいは生産され世界中の戦場で人間をバッタバッタとなぎ倒していると思う。
この銃は世に出た時から「完成された銃」と言われ、最新型と言ってもQCBという銃身が簡単に換えられますよくらいの改良しかされていない。
私が所属していた高射特科でも「最終決戦兵器」と呼ばれていた。呼び方といえば、M2はいろんな呼称がありM2、ブロウニング、キャリバー50、HMG、私のいた部隊ではMGと呼ばれていた。wikiでは9ヤードなんてものあった。給弾ベルトが9ヤードあったからなそうな。
現職だった時、苦労したモノの一つでもある。銃身だけで10kg以上あり本体と合わせると30kgを超える。そして高射ではM63対空銃架という脚があり、こいつが50kg以上ある。移動させる時、マジで家に帰りたくなった。
あと、チャージングレバーが非常に重く、女性隊員や華奢なやつはまともに引けなかった。教育時に教官から「速く引け!敵が来ちまうぞ!お前が装填出来ないせいで小隊は全滅だ!」とか言われた同期の必死の形相がおもしろかった。
もう一つ、部隊には米軍供与のM2があり、全体が傷だらけでオイルが完全に馴染んでおり70年製と打刻されていた。武器係陸曹は言った「こいつはジャングルで何人ものベトコンを引き千切ってきたヤツだ(磨きながらニヤニヤ」アレはたぶん死神とか悪魔とか、きっとそんなんが宿ってるに違いないと思った。
余談終わり

終盤ではこのM2が烈火の如く火を吹きまくる。もう完全に主演賞ものだ。M4食ってる。
作中でも他の火器と明確に違う発砲音、マズルファイア。闇夜の中、周囲の炎に照らされ、黄金色の弾薬を次々と飲み込み、特大の火炎を吐くその姿に、重機関銃の心理を見た。
映画ラストカットで、戦車の真上からのカメラアングルになる。
黒と灰色の画面に輝く黄金色の12.7mm薬莢。
それは、そこで戦闘が行われ、M2ブロウニングが敵を殲滅した事を示している。
やっぱりキャリバーは違う!最高だ!
上映後の私はM2ブロウニング重機関銃の雄姿に打ち震えることしか出来なかった。

そんなこんなで、久しぶりに良いドンパチ戦争映画を観た。
非常に良い出来で、戦争に疲れ切った男たち、連戦に継ぐ連戦による死神に憑かれたM4、キリングマシンM2相手は死ぬ、そんな魅力ある要因に満ちた映画だった。
それと、捕虜を処刑したり、電柱に針金で釣られた敗北主義者など小林源文作品が好きな方は楽しめると思う。BDが出たら買うつもり。

迷っている方はレンタルで観ても損は無いと思う。
ただ、明らかに映画館で観るための映画なので数段落ちる印象にはなると思う。

今回はこんなところで、では。
posted by FNG at 00:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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